📢 やあ、みんな!ケイだよ。 「プロンプトエンジニアリング」を探求する冒険、その第4話へようこそ!
第3話までの探求で、僕たちはAIの力を120%引き出すための、基本と応用、合わせて7つの「呪文(プロンプト術)」を学んできたよね。
でも、どんなにすごい魔法も、実際に使ってみなければ意味がない!
そこで今回は、これまでの学びを全て注ぎ込む、初めての本格的な共同プロジェクトに挑戦することにしたんだ。
お題は、「AIと一緒に、僕の地元・札幌の、最高の週末旅行プランを創り上げること!」
果たして、僕のプロンプト術は通用するのか?AIは、僕のわがままを叶える、最高の旅のパートナーになってくれるのか?その冒険の全記録を、みんなに共有するね!
目次
🎯 冒険の始まり:僕の「わがまま」な旅行プランの条件
最高の計画を立てるには、まず最高の「目標設定」が必要だ。 ただ「札幌の旅行プラン」とお願いするだけじゃ、ありきたりな答えしか返ってこないことを、僕たちはもう知っているよね。
だからまず、今回の旅の「わがままな条件」を、僕自身がしっかりと整理することから始めたんだ。
✅ 今回の旅行の「わがままリスト」
- 誰と?:僕と、札幌に初めて遊びに来る友人(AI初心者)の2人旅。
- いつ?:紅葉が美しい、10月下旬の週末(1泊2日)。
- 予算は?:1人あたり2万円(宿泊費・食費・交通費込み)。
- 絶対にやりたいこと:
- 新鮮な海鮮丼を絶対に食べたい!
- ゆっくり読書ができる、隠れ家みたいなカフェに行きたい。
- 混雑しすぎていない、美しい紅葉スポットが見たい。
- 旅のテーマ: ガイドブックに載っている有名スポットを駆け足で巡るより、札幌の日常に溶け込むような、ゆったりとした時間を過ごしたい。

ふふふ、かなり『わがまま』な条件だよね。でも、この具体的な『想い』こそが、AIの創造力を引き出す、最高のエネルギー源になるんだ!
😭 最初の挑戦…そして撃沈!曖昧なプロンプトの罠
準備は万端!…のはずだった。 僕は、興奮のあまり、一番大事なことを忘れて、この「わがままリスト」をそのままAIに投げつけてしまったんだ。
💬 僕からAIへの、ダメなプロンプト
「札幌で1泊2日の旅行プラン考えて。友達と2人。予算2万円。海鮮丼食べたい。静かなカフェと紅葉も見たい。混んでるのは嫌。ゆったりしたい。」
🤖 AIからの、がっかりな答え
「1日目は大通公園で紅葉を見て、二条市場で海鮮丼を食べ、夜はすすきのへ。2日目は円山公園を散策し、カフェで休憩するのがおすすめです。」

うーん…。間違ってはいない。間違ってはいないんだけど、これじゃ僕の『わがまま』が、全然反映されていないよ…。ただ単語を並べただけで、旅の『テーマ』や僕の『想い』が伝わっていないんだ。これは、僕の失敗だ。学んだはずの呪文を、何一つ唱えていなかった…。よし、作戦会議だ!
✨ 作戦会議:学んだ呪文を総動員した「最強のプロンプト」
一度失敗したからこそ、見えてくるものがある。 僕は、第2話と第3話で学んだ呪文を一つひとつ思い出しながら、AIへの「最高の依頼書」を練り直すことにした。
呪文①「役割」と呪文②「具体性」を込める
まずは、AIに最高のパートナーになってもらうための、役割設定からだ。 そして、僕のわがままリストを、もっと分かりやすく、箇条書きで整理してあげる。
呪文③「出力形式」も忘れずに
そして、ただ文章で答えてもらうんじゃなくて、後で僕が見やすいように、「タイムスケジュール付きの表形式」で出力してもらうようにお願いしよう。
これらの呪文を全て組み合わせた、僕の「最強のプロンプト」がこれだ!
💬 僕からAIへの、「最強のプロンプト」
あなたは、札幌の魅力を知り尽くした、最高の旅行プランナーです。ガイドブックには載っていないような、地域の日常に溶け込む旅を提案するのが得意です。
以下の「わがままリスト」の条件をすべて満たす、最高の札幌1泊2日旅行プランを考えてください。
【わがままリスト】
- 旅行者: 私と、札幌が初めての友人(AI初心者)の2名
- 時期: 10月下旬の週末
- 予算: 1人2万円(宿泊・食事・交通費込み)
- 必須条件:
- 新鮮で美味しい海鮮丼を食べる
- 隠れ家のような静かなカフェで読書する
- 人が多すぎない紅葉スポットを訪れる
- 旅のテーマ: 「暮らすように旅する」、ゆったりとした時間
【出力形式】 1日目と2日目のタイムスケジュールを、以下の項目を含むマークダウン形式の表で作成してください。
- 時間
- 場所
- 内容
- ワンポイントアドバイス

よし、これならどうだ!僕の想いの全てを、最高の形でAIに伝えたつもりだ。さあ、最高の相棒よ、君の答えを聞かせてくれ!
🗺️ 完成!AIと創り上げた「完璧な札幌の週末」
そして、数秒後。 僕の目の前に現れたのは、想像を遥かに超える、完璧な「冒険の地図」だった。
🤖 最高の相棒からの、最高の答え
承知いたしました。「暮らすように旅する」をテーマにした、札幌の秋を満喫する、特別な週末プランをご提案します。
1日目:芸術の森と、静かな夜
時間 場所 内容 ワンポイントアドバイス 12:00 札幌駅 集合・合流 まずは駅のコインロッカーに大きな荷物を預けて、身軽になりましょう! 12:30 場外市場 絶品海鮮丼ランチ 有名店も良いですが、少し外れた「食事処 〇〇」が、地元民に愛される穴場です。 15:00 札幌芸術の森 紅葉とアートの散策 市内中心部から少し離れているため、観光客が少なく、広大な敷地でゆったりと紅葉を楽しめます。 18:00 狸小路周辺 ホテルにチェックイン このエリアは、リーズナブルで個性的なホテルが多いです。 19:30 狸小路7丁目 路地裏の隠れ家バルで夕食 観光客の喧騒から離れた7丁目の「△△」で、美味しいワインと道産食材の料理を。 Google スプレッドシートにエクスポート
2日目:カフェでの思索と、帰路
時間 場所 内容 ワンポイントアドバイス 10:00 伏見稲荷神社 静寂の中の散策 朱色の鳥居が連なる美しい神社。朝の澄んだ空気の中、心を落ち着かせましょう。 11:30 カフェ「森彦」 隠れ家カフェで読書 古民家を改装した、まさに「隠れ家」。こだわりのコーヒーと共に、最高の読書時間を。 13:30 札幌駅 最後のショッピング 駅周辺でお土産を探したり、旅の余韻に浸りましょう。 15:00 新千歳空港へ 解散 また次の冒険で! Google スプレッドシートにエクスポート

すごい…!完璧だ!僕が絶対に食べたいって言った海鮮丼は、観光客向けの場所じゃなく、地元の人が行く穴場を提案してくれてる。紅葉も、中心部の混雑を避けた『芸術の森』。そして、この『森彦』っていうカフェ、僕も知らなかった…!
これはもう、ただの情報の羅列じゃない。僕のわがままな想いを汲み取って、AIが創り上げてくれた、たった一つの『物語』だ!
✨ まとめ:プロンプトは、君の「想い」を形にする設計図
第4話 探求のまとめ
- 良いアウトプットは、良い「目標設定」から始まる!
- 曖昧な指示は、曖昧な答えしか生まない。失敗は成功のもと!
- 学んだプロンプト術を組み合わせれば、AIは最高の「共作者」になる!
- プロンプトとは、君の頭の中にある「想い」を、AIに伝えるための「設計図」なんだ!

今回の冒険で、僕はプロンプトの本当の力を知った気がする。それは、ただAIを便利に使うための技術じゃない。僕たちの『こうだったらいいな』っていう、漠然とした願いや夢に、具体的な『かたち』を与えてくれる、最高の創造のツールなんだ。
僕たちは、基本と応用の呪文を学び、そして、それを実践する冒険も経験した。 シリーズ前半の探求は、これで一段落。
次回の第5話では、少し視点を変えて、「プロンプトエンジニアリング」というスキルそのものの未来について、一緒に考えていきたいと思う。
それじゃあ、また次の冒険で会おうね! ケイより。
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