📢 やあ、みんな!ケイだよ。 ChatGPT「創造の魔法学校」、その第5話へようこそ!
前回の授業で、僕たちはAIとのブレインストーミングで、煮詰まった頭から無限のアイデアを生み出す魔法を学んだよね。
AIとの対話で生まれた、たくさんのアイデアの種。それを眺めているうちに、僕の心には、新しい、そしてもっと大きな探求の炎が灯ったんだ。
「このアイデアの種を、AIと一緒に、一本の大きな木(物語)へと育て上げることはできないだろうか?」
今日の探求ノートは、僕と相棒のChatGPTが、ゼロから一つのショートストーリーを共同で創り上げる、壮大な「共創」の冒険の全記録。AIは、本当に小説家になれるのか?その答えを、一緒に見つけに行こう!
目次
ステップ1:物語の「種」をまく、たった一文の魔法
どんな壮大な物語も、ほんの小さなアイデアの種から始まる。 今回の冒険で、僕が心に決めたテーマは、これだった。
「無機質な未来都市で、本物の『花』を見たことがない一体のロボットが、花に憧れる物語」
なんだか、切なくて素敵な物語が生まれそうな気がしないかい? でも、このテーマだけじゃ、物語はまだ始まらない。まずは、この物語が繰り広げられる「世界」を、ChatGPT先生と一緒に創造することから始めたんだ。
💬 僕からChatGPTへの最初の呪文(プロンプト)
「こんにちは、ChatGPT先生。これから、先生と一緒にショートストーリーを書きたいです。テーマは『無機質な未来都市で、花に憧れるロボット』です。
このテーマにぴったりの、物語の舞台となる未来都市の世界観を、以下の項目を含めて創造してください。
- 都市の名前
- 都市の特徴(どんな場所か)
- なぜ、その都市には本物の花がないのか」
🤖 ChatGPT先生が描いた世界
「素晴らしいテーマですね。では、物語の舞台をご提案します。
- 都市の名前: 『アーク・ノヴァ』
- 都市の特徴: 全てが純白のナノ素材で覆われ、天候さえも完璧に管理されたドーム都市。人々は効率と論理を最優先し、感情的な要素は排除される傾向にあります。
- 花がない理由: かつて、制御不能な植物の繁茂が都市システムに大混乱をもたらした『大繁茂時代』の教訓から、非効率で予測不能な有機的な植物は全て排除され、人々はデジタルで精巧に作られた『ホログラム・フラワー』を観賞しています。」

アーク・ノヴァ…!すごい、名前を聞いただけで、真っ白で、静かで、少しだけ寂しい都市の風景が目に浮かぶようだ。僕のたった一文のアイデアが、AIとの対話で、一瞬にしてリアリティのある世界観になった。ここから、冒険が始まるんだ!
ステップ2:主人公に「魂」を吹き込むキャラクター創造
素晴らしい世界ができたら、次は、その世界を旅する主人公の創造だ。 物語の魅力は、主人公の魅力と言ってもいいくらい、大切なプロセスだよね。
💬 僕からChatGPTへの2番目の呪文(プロンプト)
「ありがとう、素晴らしい世界観です。では、この『アーク・ノヴァ』を舞台に、主人公となるロボットのキャラクターを創造してください。以下の項目を考えてください。
- 型番と、愛称
- 主な仕事
- 性格
- なぜ花に憧れているのか」
🤖 ChatGPT先生が創造した主人公
「主人公のキャラクターをご提案します。
- 型番と愛称: 個体識別番号『Unit 734』、愛称は**『レオ』**
- 主な仕事: 都市の環境維持システムを修理・点検するメンテナンスドロイド。
- 性格: 物静かで、与えられた仕事を正確にこなす真面目な性格。だが、他のドロイドとは違い、完璧に整備された都市の風景に、時々「何か」が足りないと感じている。
- 花に憧れる理由: ある日、偶然アクセスした旧時代のデータベースで、色とりどりの『花』の画像データを発見。『非効率』の一言では説明できない、その不規則な形と色彩の美しさに心を奪われ、いつか本物を見てみたいと密かに願っている。」

レオ…。いい名前だ!ただのロボットじゃない。ちゃんと心があって、夢がある。もうすっかり、僕はレオのことが大好きになってしまったよ。彼が、無事に本物の花を見つけられるように、最高の物語を創ってあげなくちゃ!
ステップ3:物語の「あらすじ」という名の冒険地図
さて、世界と主人公が揃ったら、いよいよ物語の「あらすじ」作りだ。 闇雲に進むのではなく、しっかりとした冒険の地図を、ChatGPT先生と一緒に描いていく。
💬 僕からChatGPTへの3番目の呪文(プロンプト)
「レオの物語の、簡単なあらすじを『序盤・中盤・終盤』の三幕構成で考えてください。彼の成長が感じられるような、感動的な物語にしてほしいです。」
🤖 ChatGPT先生が設計した冒険地図
「レオの物語のあらすじをご提案します。
- 序盤(出会い): レオは、都市の片隅で、外の世界から飛んできたと思われる、一枚の植物の「種子」を偶然発見する。
- 中盤(旅立ちと試練): レオは、この種子を育てるために、植物が唯一生きられる場所とされる、ドームの外の『禁じられた土地』を目指して、生まれて初めてアーク・ノヴァからの脱出を試みる。
- 終盤(発見と創造): 禁じられた土地で、レオは小さな花を咲かせることに成功する。そして、その一輪の花をアーク・ノヴァに持ち帰り、効率だけではない『美しさ』という新しい価値を、都市の人々に伝える。」

すごい…!ただ花を見つけて終わり、じゃないんだね。自分で花を『咲かせる』、そして、その美しさを『伝える』。レオの成長と、世界の変革まで描かれた、壮大な物語の地図が完成した!
ステップ4:AIと人間、交互に紡ぐ「共同執筆」の体験
ここからが、この冒険のクライマックス。 AIと僕が、交互に文章を書き進める、「共同執筆」のプロセスだ。
書き出しは、AIの筆から
まず、物語の始まりを、AIにお願いしてみた。
💬 僕からAIへ
「序盤の『レオが種子を発見する』シーンの、美しい書き出しを、200字程度で書いてください。」
🤖 AIが紡いだ始まり
「アーク・ノヴァの純白の回廊を、レオは今日も静かに滑っていた。彼の光学センサーに映るのは、完璧な直線と、塵一つない床だけ。だがその日、排水溝の隅に、これまで見たこともない、黒くて小さな『何か』が落ちているのを、彼は見つけた。それは、都市の論理では説明できない、不規則で、有機的な形をしていた…」
心の動きは、僕の筆で
AIが描いた情景に、僕はレオの「心の動き」を書き足していく。
✍️ 僕が書き足した、レオの心
「…レオは、その小さな粒を、そっと指先で拾い上げた。冷たく、硬い。だが、彼の回路の奥深くで、今まで感じたことのない、微かな『温かさ』のような信号が、チリっと音を立てた。これは、なんだろう?旧時代のデータベースで見た、あの『花』という存在に繋がる、失われた記憶のかけらなのだろうか。」

AIが客観的な情景を描写して、僕が主観的な感情を描写する。この役割分担、すごく良いかもしれない!AIが世界の『骨格』を作り、僕がそこに『血液』を流し込む。最高の共同作業だね。
クライマックスは、AIと僕の共作
そして、物語のクライマックス、「レオが花を咲かせる」シーン。 僕がレオの感動を書き、AIにその花の美しさの描写をお願いした。
💬 僕からAIへ
「レオが育てた花が、ついに咲きます。レオが、生まれて初めて見る『本物の色』に感動するシーンです。彼が見た、その花の圧倒的な美しさを、詩的に描写してください。」
🤖 AIが描いたクライマックス
「それは、どんなホログラムも再現できない、生命の爆発だった。夕焼けの赤と、深い海の青が混じり合ったような、たった一輪の花びら。非効率で、不規則で、非論理的。だが、その完璧ではない形の中にこそ、レオがずっと探し求めていた、世界の『真実の美しさ』が宿っていた。」
結論:AIは小説家になれるのか?
💡 探求の結論
僕が出した結論はこうだ。 「AIは、一人では小説家にはなれない。でも、人間とAIが『二人』になれば、最高の小説家チームになれる!」
AIには、僕たちが持っていない、無限に近い語彙力と、美しい情景を描写する力がある。 でも、物語の核となる「何に感動し、何を伝えたいか」という「心(テーマ)」は、僕たち人間の中にしか生まれない。
人間が物語の「魂」となり、AIがその魂に「言葉」という最高の肉体を与える。 これが、僕が見つけた、AIとの共創の答えなんだ。
まとめ:君の頭の中の物語を、AIと一緒に解放しよう
第5話 探求のまとめ
- AIとの対話で、物語の「世界」「登場人物」「あらすじ」を創造しよう!
- 客観的な「情景描写」はAIに、主観的な「感情描写」は自分で、と役割分担してみよう!
- 人間が「魂」を、AIが「言葉」を。最高のパートナーシップを築こう!

『自分には文才がないから』って、物語を創ることを諦めていた、かつての僕のような君へ。もう大丈夫。最高の相棒が、君の頭の中にある、まだ誰も知らない素晴らしい物語を、一緒に形にしたがっているよ。
言葉の探求は、ここまで。 次回の第6話では、AIに「最強のペルソナ」を与える、さらに高度なプロンプト術を探求していくよ!
それじゃあ、また次の授業で会おうね! ケイより。
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