Midjourneyの呪文(プロンプト)入門!AIに「理想の一枚」を描かせる魔法の言葉

KEIの道具箱

📢 やあ、みんな!ケイだよ。 「プロンプトエンジニアリング」を探求する冒険、その第7話へようこそ!

前回の探求で、僕たちはGeminiと一緒に、ロボットの「レオ」が花を見つける、たった一つのショートストーリーを創り上げたよね。

物語を書き終えた時、僕の頭の中には、レオが初めて花を見た瞬間の、あの感動的な光景が、くっきりと浮かんでいたんだ。 「この、僕の頭の中にだけある景色を、一枚の絵として取り出せたら、どんなに素敵だろう…」

今日の探求ノートは、そんな願いを叶えるための、新しい魔法の探求。 Midjourneyのような画像生成AIと対話して、僕たちの頭の中にある「理想の一枚」を描き出すための、「魔法の言葉(プロンプト)」について、みんなと一緒に学んでいきたいと思う!


最初の挑戦:ただ「ロボットと花」とお願いしてみたら…

物語を創った時と同じように、まずは、あまり深く考えずに、僕のイメージをそのまま伝えてみることにした。

💬 僕からMidjourneyへの、最初の呪文

a robot and a flower (ロボットと花)

そして、AIが描いてくれたのが、こんな感じの絵だった。

ケイ
ケイ

うーん…。確かに『ロボットと花』ではあるんだけど、僕の頭の中にいる、あの心優しいレオが、禁じられた土地で、奇跡のように咲いた一輪の花を見つけた、あの感動的なシーンとは、なんだか全然違うなあ…。

そうなんだ。文章生成AIと同じで、画像生成AIも、曖昧な指示からは、曖昧な絵しか生まれない。 僕の頭の中にある「理想の一枚」を描いてもらうには、もっと丁寧で、もっと具体的な「呪文」が必要なんだ!


理想の一枚を創る!画像生成AI、4つの基本呪文

ここからが本番だ。 僕が探求の果てに見つけ出した、Midjourneyで「理想の一枚」を描き出すための、4つの基本的な呪文の組み立て方を、みんなに伝授するね!

呪文①:被写体(Subject)-「誰が」「何を」している?

これは、呪文の中で一番大事な「心臓」の部分。君が描きたい絵の主役、つまり「被写体」を、できるだけ詳しく、具体的に説明するんだ。

💡 ポイント

  • どんな見た目?: A small robot (小さなロボット)
  • どんな表情?: with a gentle and curious expression (優しくて、好奇心に満ちた表情で)
  • 何をしている?: kneeling down and looking at a single glowing flower (ひざまずいて、一輪の光る花を見つめている)
ケイ
ケイ

『ロボット』だけじゃなくて、『レオは、こんな子なんだよ』って、AIにキャラクターの性格まで伝えてあげるイメージだね。これが、絵に魂を吹き込む、最初のステップなんだ。

呪文②:スタイル(Style)- どんな「画風」で描いてほしい?

次に大事なのが、絵の「スタイル(画風)」を指定する呪文。 同じ被写体でも、スタイルが違えば、全く違う世界の絵が生まれるんだ。

💡 便利な「スタイル」の呪文

  • in the style of Studio Ghibli (スタジオジブリ風)
  • realistic photograph (本物みたいな写真)
  • watercolor painting (水彩画)
  • cyberpunk anime (サイバーパンクなアニメ)
  • Ukiyo-e woodblock print (浮世絵)
ケイ
ケイ

これは、絵を描くための『画材』を選ぶようなものだね。今回は、僕のブログの世界観に合わせて、『スタジオジブリ風の、温かい水彩画タッチ』っていう呪文を選んでみることにしたよ!

呪文③:構図と光(Composition & Lighting)- どんな「雰囲気」にしたい?

さあ、だんだん具体的になってきたね。3つ目の呪文は、絵の「雰囲気」を決める、構図と光の魔法だ。

これは、僕たちが映画監督になったつもりで、AIというカメラマンに指示を出すようなものなんだ。

💡 便利な「雰囲気」の呪文

  • 構図: close-up shot (顔のアップ), wide angle shot (広い風景), from a low angle (下からのアングル)
  • 光: dramatic lighting (ドラマチックな光), soft morning light (柔らかい朝日), cinematic lighting (映画のような照明)
ケイ
ケイ

今回は、レオが花を見つけた時の、感動的な気持ちを表現したい。だから、『クローズアップ』で、レオの表情をしっかり見せて、花が放つ『柔らかい光』が、彼の顔を照らしているような、そんな情景をお願いしてみよう!

呪文④:パラメータ(Parameters)- 最終調整の「おまじない」

そして、呪文の最後に付け加える、秘密の「おまじない」が、このパラメータだ。 これは、AIに「こういうルールで絵を描いてね」と、最終的な指示を出すための、特殊な記号なんだ。

💡 覚えておきたい「おまじない」

  • --ar 16:9: 「アスペクト比(画像の縦横比)」を、ブログのアイキャッチに最適な「16:9」の横長にしてくれる。
  • --niji 6: Midjourneyの、アニメやイラスト風の絵を描くのが得意な、特別なAIモデル(Niji・バージョン6)を呼び出す呪文。
ケイ
ケイ

他にもたくさんの『おまじない』があるんだけど、まずはこの2つを覚えるだけで、君が描ける絵の世界は、ぐっと広がるはずだよ!


実践!4つの呪文を組み合わせて、レオの物語を描く

さあ、探求はクライマックスへ。 これまで学んだ4つの基本呪文を、すべて組み合わせて、一つの「最強の呪文」を創り上げる時が来た。

僕が、レオの物語の、あの感動的なシーンを描くために唱えた、渾身のプロンプトがこれだ!

💬 僕がMidjourneyに唱えた、最強の呪文

A gentle-looking small robot with a curious expression (Leo) is kneeling down, looking with wonder at a single, beautiful, glowing flower that is growing in the ruins of a futuristic city. Close-up shot, his face is softly illuminated by the light from the flower. In the style of Studio Ghibli, warm watercolor aesthetic. --ar 16:9 --niji 6

[写真指示2: 上記の「最強の呪文」によって生成された、感動的で美しい、レオが花を見つめているイラストの完成画像のスクリーンショット。]

ケイ
ケイ

見て…!これだよ!僕の頭の中にあった、あの光景そのものだ…。

ただの『ロボットと花』じゃない。これは、無機質な都市で育った『レオ』が、禁じられた土地で、奇跡のように咲いた『一輪の光る花』に初めて出会った、かけがえのない瞬間の物語なんだ。

一つひとつの言葉を丁寧に紡いで、僕の『想い』を呪文に乗せた時、AIは最高の絵師として、その想いに完璧に応えてくれるんだね!


探求は続く!もっと絵が上手くなる、ヒント集

画像生成AIの世界は、本当に奥が深いんだ。最後に、僕が今回の探求で見つけた、さらに表現の幅を広げるための、小さなヒントをいくつか紹介するね。

冒険のヒント集

  • 「–no」で、描いてほしくないものを伝えよう! 例えば、--no clouds(雲はなしで)と呪文の最後に追加すると、AIは雲を描かなくなるんだ。引き算の発想も、時には大事なんだね。
  • 「/describe」で、AIから呪文を学ぼう! Midjourneyには、好きな画像をアップロードして、「この絵は、どんな呪文で描かれていると思う?」って、AIに質問できる「/describe」という機能があるんだ。他の人の素晴らしい絵から、新しい魔法の言葉を学ぶことができる、最高の教科書だよ。

まとめ:君もAIと一緒に、頭の中の風景を描き出そう

第7話 探求のまとめ

  • 画像生成AIへの指示は、4つの基本呪文で組み立てよう!
    1. 被写体 (Subject): 誰が、何をしている?
    2. スタイル (Style): どんな画風で?
    3. 構図と光 (Composition & Lighting): どんな雰囲気で?
    4. パラメータ (Parameters): どんなルールで?
  • 具体的で、心のこもった言葉が、最高の絵を生み出す!
ケイ
ケイ

第6話で創った『言葉の物語』に、今日、僕たちは『絵』という新しい命を吹き込むことができた。AIという最高の相棒がいれば、僕たちの頭の中にある、まだ誰も見たことのない素晴らしい風景を、世界中に見せてあげることができるんだ。

君の心の中にも、きっと、誰かに見せたい、大切な景色があるはずだ。

言葉の探求はここまで。 次回の第8話では、再び論理の世界に戻って、AIにPythonのコードを書かせて、僕のブログで実際に使える「便利ツール」を開発する、本格的なプログラミングの冒険に出かけるよ!

それじゃあ、また次の探求で会おうね! ケイより。

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